米国債ETFが2兆ドルを突破、さらに増加の見通し

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絶好調の米国債ですが、とうとうETFの運用資産が2兆ドルを突破。

ですが専門家たちは、「この好調は始まりに過ぎない」との見通しを立てています。

 

今回も「INSIDER」の分析を日本語訳でお届けします。

→原文はこちら

 

※時間が無い人は目次から「まとめ」に飛べば3分で読めます。

 

 

債権ETFは総額2兆ドルを突破

債券に投資する上場投資信託の市場はより活発化しており、その総額は2兆ドルを超えて過去最高を記録した。

 

2002年に誕生した債券ETF業界は、最初の1兆ドルに到達するまでに17年もの歳月を要したが、資産運用データと分析を専門とするVettaFi社によれば、その額はわずか4年で倍増した。

 

世界最大のマネー・マネージャーであるブラックロックは、先月発表した投資家向けプレゼンテーションによると、債券ETFの市場は2030年までに3倍の6兆ドルに拡大すると見ている。

 

債権の安全性・安定性に投資家人気が集まる

債券に特化したファンドへの資金流入が急増しているのは、株式のようなリスク資産のボラティリティの高さに対して、債券の安全性や安定性を求める投資家の需要が高まっていることを反映しているようだ。

 

VettaFiによれば、債券ETFへの資金流入が加速し始めたのは、世界中のリスク資産を揺るがした2008年の世界金融危機の後である。


また、COVID-19パンデミックが発生した2020年初頭、そしてインフレ抑制のために連邦準備制度理事会(FRB)が過去数十年にないペースで金利を引き上げた2022年。

これらの出来事によって、債権ETFの市場がより一層拡大している。

 

債権市場にはまだ拡大の余地が残されている

VettaFiのリサーチ責任者であるトッド・ローゼンブルース氏は、最近のツイートで「2兆ドルという途方もないマイルストーンを超えた」と述べた。

それでもETFは現在、133兆ドルという膨大な債券市場のほんの一部に過ぎない。

 

従来の債券市場が機関投資家同士の店頭取引で動いているのに対し、ETFはその名の通り取引所で取引される。

1つのETFで多数の債券に投資することができるため、ポートフォリオの分散と流動性を高めることができる。

 

現在の経済情勢では、米国のインフレが冷え込み、金利がピークに近づくにつれて、債券商品への需要が高まっている。

インフレと金利が低下するという見通しは、債券にとってプラスである。

 

まとめ

この記事のまとめ

・債券ETFが新たな節目を迎えた。運用資産が2兆ドルを突破し、過去最高を記録したのだ。
・世界最大の資産運用会社であるブラックロックは、このセクターの規模は2030年までに3倍の6兆ドルになると見ている。
・債券ETFは、債券の相対的な安全性を求める需要や、インフレが急速に冷え込む中で人気を集めている。

 

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