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神話スポット 初秋の神社を巡る

2011年9月1日

2012年、日本の現存する最古の歴史書『古事記』が編纂されて1300年を迎えます。
「日本の神様は八百万」と昔からいうように、日本では昔から自然や万物のすべてに神様がいると信じられてきました。神が宿るとされる社や森に足を踏み入れると、清浄な空気を感じることができます。
「元々神社は『鎮守』や『氏神様』といってその土地土地を守護してくれるもの。神聖でありつつ身近な存在でもあるので、何かのお願い事や結婚の報告などは、まず自分の地元の神社にお参りするといいですね」と話してくれたのは、前鳥神社の権禰宜・田邉氏。また、お願いをしてそれが叶ったときには、真心を込めて感謝を伝え、今後を見守っていただくためにも、報告とお礼の挨拶をするのも礼儀だとか。忘れがちですが、言われてみれば納得です。
ところで、神様たちは10月には出雲に集まって会議をするという言い伝えがあります。それなら願い事はその前に地元の神様にお願いしておきたいものですよね。そんなわけで今回は、『古事記』に登場する神様を祭る神社や天皇にゆかりのある神社など、それぞれ個性豊かな由緒・由来をご紹介。爽やかな秋の風が吹き始めるこの季節、身近な地元の神社にお参りしてみませんか?

お参り前に知っておけば面白い、身近な神社のお話_神社の由緒を知る

延喜式内社相模国四之宮_前鳥神社(さきとりじんじゃ)

前鳥神社

平塚にある、応神天皇の皇太子 菟道稚郎子命を主祭神とする、全国でも珍しい神社。日本で初めて中国からの典籍を学び、農業・土木建築等の急速な発展に貢献し、現在で言う莫大な雇用を生み出しました。その功績から皇太子と定められましたが、後の仁徳天皇である兄に皇位を譲るためについには自害したと伝えられます。そのことからこの神社は、「他人の願い事を聞き届けてくれる」と言い伝えられています。また、就職活動に強い神様としても有名で、遠方からもお参りの方がくるそう。

前鳥神社_しあわせの松

【しあわせの松】
境内にそびえる「しあわせの松」は、 パワースポットとしても有名。
葉が4本あるものがまれにあり、見つけることが出来た人は幸せになれるという。

住所 平塚市四之宮4-14-26
TEL 0463-55-1195
HP http://www.sakitori.jp

横浜総鎮守_伊勢山皇大神宮(いせやまこうだいじんぐう)

伊勢山皇大神宮

横浜の総鎮守であり、「関東のお伊勢さま」と呼ばれ親しまれています。
明治維新後、横浜が貿易の要として開港した際、そこに暮らす人々の支えとなるよう建立されたそう。もともと伊勢神宮を遙拝(遠く離れた場所から神仏等を拝むこと)する場所でもあり、高台からは海が見えます。天照大御神をご祭神とし、二年に一度、八月には大国主命を祀る「杵築宮」と野毛地区の氏神様である「子之大神」のお祭りが行われます。
各町内よりお神輿が渡御し、野毛地区を中心に練り歩きます。

伊勢山皇大神宮_大神神社磐座

【大神神社磐座(おおみわじんじゃいわぐら)】
神様が宿っている岩そのものを磐座といい、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)を祀っています。
奈良県の一ノ宮、三輪山の大神神社の御分霊として移設鎮座したもの。

住所 横浜市西区宮崎町64
TEL 045-241-1122
HP http://www.iseyama.jp/

関東随一大霊験所_師岡熊野神社(もろおかくまのじんじゃ)

師岡熊野神社

聖武天皇神亀元甲子年(西暦七二四年)に全寿仙人によって開かれたと伝わり、和歌山県熊野三社の祭神を祀っています。数多くの古神事の中でも、現在も続く「筒粥神事」は、一〇五〇回を超え、横浜市の無形民俗文化財に指定されています。また、夜明けを呼び、迷う人を明るい希望の世界へ導くと言われる「三つ足烏」の社紋は、日本サッカー協会のエンブレムと同じもの。
必勝や選手の健康を祈るサッカー関係の方のお参りも多いそう。

一年を占う筒粥神事の様子 サッカー御守 ご社紋の三つ足烏
一年を占う筒粥神事の様子 【サッカー御守】
(財)日本サッカー協会公認のエンブレムとマスコットを用いたお守りが人気。
ご社紋の三つ足烏
住所 横浜市港北区師岡町1137
TEL 045-531-0150
HP http://www.kumanojinja.or.jp

延喜式内社相模国三之宮_比々多神社(ひびたじんじゃ)

比々多神社

縄文時代のストーンサークルを始め、古くからの聖地信仰を受けて来た地に、神武天皇の御代に創祀された神社。霊峰大山を神体山として豊斟渟尊(またの名を豊国主命)を祀ったのが始まりといわれています。ユニークなのが、11月に行われる「酒祭」。
三段の滝から水を汲み、古墳時代の須恵器「鶉甕」といわれる神実に捧げ、新酒の醸造安全を祈るもの。酒解の神さまを称えて、酒類関係者の商売繁昌を祈願します。禁酒や酒難除のご利益も。

一年を占う筒粥神事の様子 サッカー御守
酒祭のお水取りの神事 【鶉甕(うずらみか)】
神奈川県の重要文化財にもなっている、
須恵器の土器。
住所 伊勢原市三ノ宮1472
TEL 0463-95-3237
HP http://hibita.jp/

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